お昼寝を通して、こころの成長や安定を喜ぶ

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

(↑さつまいも苗の植え付けをしているところ。)

 

ところで、今年1月の記事”「寝かしつけ」について”で、僕はこんな風に書いていました。

子どもの午睡の話で言えば、「こころが落ち着いていない」・「体に力が入っている」時って、一般的に寝つきが悪いです。

そして、自分ひとりの力で入眠するのが難しかったりします。自分の力で興奮を落ち着けるのが難しかったりしますからね。

5・6歳になって、お昼寝が必要ない状態になっている子は寝なくてもいいです。

ですが、「お昼寝は必要だけど・本当は本人も眠りたいと思っているのだけど、自分の力では眠りにくい子がいるのならば、寝かしてあげたい」、常々そう思って寝かしつけをしています。

 

「本当は本人も眠りたいと思っているのだけど、自分の力では眠りにくい子」、昨年度入園のある男の子もそんなひとりでした。

 

自分の力では眠りにくい、それは、寝かしつけをしない限り眠れない可能性が高い、ということです。

もし、眠れていない状態のまま保育者の寝かしつけが終了するとすれば、その子はみんなが起きる時間まで眠ることは難しいでしょう。”取り残されるような感覚”を抱いてしまうかも知れません。

そもそも本人は眠りたい訳ですので、眠れない時間を過ごすことが本人のストレスになってしまうでしょう。

その後の生活も眠いまま過ごしますので、機嫌が悪くても不思議ではありません。色々と悪循環になってしまいがちでしょう。

なので、できることなら寝かせてあげたいのです。昨年度の職員一同こころを合わせて取り組んできました。それなりのパワーもかけて。

 

そんな彼ですが、今年度に入って、ほぼ自力で眠れるようになっています。当時は、彼が自力で眠れるイメージがなかなか描けなかったのですが、”お蔭さま”です!

本人の心身の成長や安定が嬉しいです。ご家族のみなさまの協力あってこそだと思います。そして、力を尽くしてくれていた昨年度の職員さんたちにもこの事を伝えたいです。

嬉しいなぁ。

 

この記事でも書いた、最近成長著しい5歳児クラスNちゃん。彼女もまた、”昨年度入園”で”自分の力では眠りにくい”という意味で、上記の男の子と似た面を持っていました。

もっと言えば、彼女の場合は、寝かしつけても眠れない状態での入園でした。

そんな彼女が、先週1週間と週をまたいでの今日、連続でお昼寝をしています。

 

彼女の場合は、”うまく寝かしつければ眠れそう”ぐらいの感触ではありますが、それも彼女の根底にこころの成長と安定があってこそ、に感じられます。

眠れているのは決して偶然ではなく、”眠れるべくして眠っている”というたしかな感触がある僕です。それが嬉しいです。

彼女のお母さまとは「表面上の眠る/眠らないに一喜一憂しないで、彼女のこころの成長と安定を喜びましょうね。」、そんな話をしています。

 

1週間眠れたからと言って、今までまったく寝なかったのですから、この先も寝るのかは僕にも分かりません。

ただ、眠れていることが彼女の自信につながっている面もありそうですし、やはり本人が眠りたいのならば寝かせてあげたいと思っています。

その意味で、今は彼女にパワーをかけるべき時だとも思っています。

 

お昼寝においても、その子のこころの内面を見ているつもりですし、その成長や安定を一緒に喜んだりしています。

お読みいただきありがとうございます。

〈給食〉

・五分つきごはん ・冷奴(手作りなめたけのせ) ・かぼちゃのおみそ汁 ・チンゲンサイとエリンギの桜えび炒め

〈おやつ〉

・白ごまとおかか混ぜおにぎり

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