後天的な感覚の育みにも、”凄み”を感じている僕

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

《入園説明会(要予約)》
 2024年7月27日(土)の9時半から・9月7日(土)の9時から、開催いたします。
 詳しくはこちらをご覧ください。

(↑雨だけど、ひたすら走る! 走って体力づくりを図るべく行田公園へ。)

 

少し前のことですが、M先生が日報にこんなことを書いてくれていました。

ひだまりに来た(入職した)ばかりの頃は、主活動で外へ(園外へ)出掛ける方が圧倒的に好きでした。

でも年々、お庭(園庭)の良さを実感し、私も楽しい!と思えるようになりました。

とても地味だけれど、その中にこそ子どもたちのキラキラ感があるなと今日改めて思いました。

ひだまりのみならず、人間の人生・生活もきっと地味で良いんです。

”人間の人生・生活もきっと地味で良いんです”、とても印象に残ったひと言です。

 

M先生は、卒園児の姉にあたりますので、僕は彼女を小学4年生ぐらいの時から知っています。園のお餅つきイベントや雑談会などに来てくれていましたからね。

そんな彼女、地味とは対極方面の”キラキラ”な大学生活をしていたように思えます(笑)。本人もそんな自覚もあるみたい。

大学卒業間際からひだまりに職員として関わるようになって、今は社会人4年目。

その若さで”人間の人生・生活もきっと地味で良いんです”、と言えることがすごいです。

”キラキラ”な大学生活から社会人になって、地味さの中にある輝きを、以前よりずっと繊細に感じるようになっています。これは本当にすごい事だと思います。「人ってこんなに早く・大きく変われるんだよなぁ。」、なんて改めて思ったり。

 

彼女とは日報のやり取りを毎日続けていますが、その内容は業務報告の域を超えて、彼女自身が内観をしながら自分を深める様子が書かれていたりします。

彼女の感覚は、彼女自身が日々の積み上げの中で獲得したもの。上辺をなぞったものではなく、地に足のついたものであることを僕は知っています。

(1歳児クラスも全員、雨の芝生に走り出す!)

 

ところで、”人間の人生・生活もきっと地味で良いんです”と聞いて、この春に退職したN先生のことを思い出しました。

彼女が同様の発言をすることはないのでしょうが、言わずとも彼女はそんな生き方をしているように思えて。日々の生活を大切にして、生活のちょっとした面に輝きを見つける感覚がすごいです。

彼女、「気付いたら自分には自己肯定感が育まれていた」と言います。自慢でも何でもなく、本当にそうだと思うから彼女はそう言うのです。幼少期からたくさんの愛を受けて育った結果、今の彼女があるのでしょう。

幼少期から脈々と育まれていった自己肯定感。ある意味”先天的”に育まれた自己肯定感。彼女ほどそこがしっかりしているのは、今の世の中ではまだまだレアケースかも知れませんが、それはとても素敵なことだと思います。

 

それに対してM先生は、大人になってから自分の力で感覚(≒自己肯定感)を深めていっています。自己肯定感の、ある意味”後天的”な育み。

両者は比べるものではありませんが、彼女の後天的な感覚の育みにも、”凄み”のようなものを感じている僕です。

 

お読みいただきありがとうございます。

〈給食〉

・精進炊き込みごはん(油あげ・ごぼう・にんじん・干ししいたけ+インゲンちらし) ・高野豆腐の煮物 ・じゃがいもとインゲンのおみそ汁 *じゃがいも・インゲンは園で収穫したものを使用

〈おやつ〉

・こんぶとおかかおにぎり

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