みなさまいつもありがとうございます。
(↑8月29日、姥山貝塚公園にて。)
《ミニ入園説明会(要予約)》
2025年9月27日(土)の9時半から、開催いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。


(↑新入園のNちゃん、虫さんを手に乗せる。)
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軽度認知症を患う母。その母が手首を骨折して仕事を休んでいること、朝散歩を始めたことなどをこの記事で書いてから約1カ月。
手首を固定していたギブスは取れたものの、手首の機能回復にはリハビリが必要です。
休職中の1カ月の間に、認知機能・意欲・体力が低下し、手首も十分には動きませんので、仕事を続けることが無理となってしまいました。
母に付き添い、職場へ退職の挨拶に行ってきました。
認知症は判断能力の低下も伴いますので、仕事の辞め時、その引き際を判断することは母には難しくなっています。
30年以上続けてきた仕事を引退するとなれば、母の精神面の影響が大きいこと、想像に難くないです。ですが、引導を渡すのは息子である僕の役目であり、僕にしかできないことであります。
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母の職場は、舞浜のホテル。僕が高校生ぐらいの時に仕事を始め、今に至ります。
母には何不自由なく育ててもらいましたし、孫の育児もたくさんサポートしてくれました。稼いだお金をたくさん、孫に還元(?)もしてくれました。
父は25年以上前に亡くなっていますし、母にとって働くことは生きがいの大きな部分を占めていたはずです。ディズニーリゾートのある舞浜で働くことに誇りも持っていました。
従業員用の入り口から地下へ下りると、そこが母の職場でした。
退職の意向を伝えたのはつい先日なのですが、多くの方がその事を知っている様で、すれ違う色々な方から声をかけられました。
母の仕事は掃除なのですが、守衛の方や社員食堂の調理の方、若い社員さんに至るまで、色々な方から。
母が今までたくさんの方にお世話になってきたことを間近に感じて、それが今日で終わりだと思うとやっぱり切なくて、気付けば涙がポロリ。
事務所に着くと、長年母と同じチームで働いている仲間が待っていてくれていました。仕事が休みなのに、母を送るために来てくれた方もいました。
職場から認知症の疑いを指摘されたのは1年以上前。その後も働き続けられたのは、チームのみなさまがこっそりとフォローをしてくれていたからだと思っています。
本当に素敵な仲間に恵まれていたのですね。
お陰さまで、これ以上ない区切りを迎えることができました。その場に立ち会えたことも、息子として嬉しく思います。
30年以上働いて、多分写真は1枚も残っていなかったと思います。職場のみなさまと記念撮影をさせていただきました。宝物のような写真も撮ることができました。
母の人生観・仕事感は、”誰かのため”という面も強いです。子どものため・孫のため…。いわゆる団塊の世代の方々の多くはそうかもしれません。
ちなみに僕は”自分のため”に働く意識が強く、それが周りのため・社会のためにつながると信じてもいます。
そうした価値観は母とは違うのですが、母は母で仕事をやり切ったと思います。それを自分の中で誇ってほしいと思っています。
そしてやっぱり息子としては、ありがとうを伝えたいです。
お読みいただきありがとうございました。

〈8月29日の給食〉

・麦ごはん ・切り干し大根の卵焼き ・まいたけのおみそ汁 ・きゅうりと春雨の和風サラダ
〈おやつ〉

・コーンおにぎり
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