みなさまいつもありがとうございます。
夏山登山イベントとして、山梨県甲州市の大菩薩嶺に出かけてきました!
今年は自家用車での集合組が多かったのですが、渋滞の影響で集合時間に間に合わないご家族が複数。そんなスタートとなりました。
遅刻組は、本隊を追いかけて合流を図ることとなります。”追いかける”って大変だったと思いますが、無事に合流し、予定した全員で頂上に立つことができました。
天候は、晴れ間も曇りもありましたが、曇りの時間が多めだったかな。終盤には強い雨に降られることも。
ですが、明るい光に包まれて稜線を歩けましたし、眼下に甲府盆地を眺めながら昼食も摂ることができました。
気温も爽やかで、暑い印象はありませんでした。
終わってみれば、”収まるところにうまく収まった”、そんな山行になったように思えます。
夏山の魅力は十分に感じることができたんじゃないかな。

(↑登っている時の写真)



(↑青空を眺めながら登る。)

(↑本日の最高地点、雷岩での1枚。)
☆

(↑美しい稜線歩きが始まりました。)


子どもたち個々の健闘も光りました。
いくつかのエピソードも書きたいと思います。
3歳児クラスMちゃん。本格的な登山は初めてとなります。
彼女、3歳児クラスの中では、上級生への憧れ・上級生と同じことをする喜びの感覚が一番強いように思えます。
登山の苦しみよりも、みんなと一緒に登る喜びの方が勝るように思えたので、僕からお母さまへ参加の打診もしました。
登りながら泣き出してしまう可能性も高いと思っていました。その時は(抱っこなどはせずに)僕が手を引いて、泣きながら登ってもらうつもりでした。
ですが、彼女が泣くことはありませんでした。登りの道のりでは、僕の後ろにピタリとついて、黙々と歩を進める彼女が印象的でした。
ついに自力で登り切った彼女。その充実感と自信を、日々の生活に活かしてくれたら嬉しいな。
彼女の姿を見て、他の3歳児クラスの子たちが登山に興味を持ってくれたらいいな。

完歩組の最年少は、2歳児クラスNくん。
彼はマラソンをすれば、大多数の3歳児クラスの子より先着します。何度走っても、毎回先着します。
そんなこともあって、お父さまとも相談の上、参加となりました。
「きっと彼は苦もなく歩くのだろうな。」、そう思っていました。
ですが、渋滞による遅刻により、かなり遅れて歩き出すことになってしまったのです。
「本隊よりもハイペースでの”追いつき”は、さすがに難しいのでは?」、とも思いました。ですが気付けば、何事もなかったかのような涼しい顔で、追いついてきたのです。
これにはびっくりでした!

直前に参加することになった、5歳児クラスFちゃん。
彼女、前回の陣馬山登山の際、事前の想像よりも苦しかったのかな?、途中で泣き出してしまうことがありました。
そんなこともあってか、不参加表明をしていましたが、気持ちが変わって参加することに。嬉しかったなぁ。
そんな彼女ですが、今回の登りでも、声をあげて泣く展開に…。
今の彼女なら、ひだまり生活の中の登山であれば泣かないと思います。でも、お家では末っ子の甘えん坊さんとも聞いています。お母さまとお兄さまに囲まれて、甘えも出たのかな。
僕としては、2・3歳児クラスの子もがんばっていますし、しっかり登ってほしいところ。強めに鼓舞するような形となりました。
そんな中でお母さま、彼女を過剰に心配する訳でもなく・過剰に鼓舞することもなく、自然に彼女のことを見守っていました。素敵だと思いましたし、ありがたかったです。
彼女、いつしか泣き声がしなくなりました。自分の力で泣き止み、笑顔をみせての登頂です。自分の力で気持ちを切り替えた経験、今後につながっていくんじゃないかな。
帰りの電車内でも終始笑顔。”また行きたい”と思ってくれたように感じられました。

(↑昼食時のひとこま)

お読みいただきありがとうございました。


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