お誕生日カードのグラデーション

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

(↑市川市立万葉植物園にて)

  

ひだまりは、限られた職員体制で運営しています。(認可保育園のようにたくさんの職員さんを雇い入れることはできないのが現状です。)

体制が限られますので、職員さんの仕事を「増やし過ぎない」ようにすることが、マネジメントにおける重要なポイントだと思っています。

特に、書類作成などの付帯業務を出来るだけ減らしたいです。そして、「子どもたちやご家族に向き合う”本業”に集中してもらいたい。」、と思っています。

大きな組織にありがちな、”仕事のための仕事”・”報告のための報告”みたいな要素は、限りなくゼロにしたいです。

日々、「その仕事って、本当に必要?」、と自問自答もしています。

 

 

上の写真、現行のお誕生日カードの(1/4)見本。

ここからは、お誕生日カードのはなしです。

 

ひだまりでは開園以来、手作りのお誕生日カードを採用しています。

毎年担当者を決めてデザインを考える。つまり、毎年違うデザインのカードをつくってきました。

僕自身が担当者になって、1年間カードをつくり続けたこともありますが、これがなかなかに大変。

 

お誕生日カードの運用も、言ってみれば付帯業務ですね。

その年の担当者には、僕は毎年こう言い続けてきました。「クオリティを上げ過ぎないでください!」、と。

クオリティが高いカードをつくるにはより多くの時間と労力が必要ですし、その次の年度には、さらにクオリティが高くなっていくことを怖れていました。

そうは言っても、担当者は「よりいいものをつくろう!」という気持ちが働くようで、結局クオリティ高めのカードが毎年出来上がってくるのですけどね。

そんなお誕生日カードの運用をもう少しシンプルにしたく、検討をすることとなりました。

そんな検討を経て採用されたのが今のかたちです。

余計な装飾を廃して、クラスカラーに着色する程度に。そして、写真・手形・メッセージと最低限の要件を盛り込んだシンプルなカードになっています。

 

現行カードの企画は、当時のメイン職員N先生と僕で行いました。

限りなくシンプルに、贅肉的な要素はすべて廃したつもりですが、ひとつだけ削らずに盛り込んだ要素があります。

それは、カード全面を単色で塗らずに、カードの端の部分は”次のクラスのカラーへのグラデーション”とするデザインです。

 

お誕生日って、それだけでおめでたいです。

ですが、僕としては、その子のこれからの1年間の健康と幸せを祝う(祈る)イベントでありたいと思っています。

これからの1年間の中には、次のクラスへの進級もあるでしょう。そんな意味も込めてのグラデーションです。

子どもの成長というのは、連続性があるものですしね。

  

それと同時に、デザインの面でも、ちょっとした”遊びごころ”も盛り込みたかったです。

現行のカード、上の写真のように、カードを縦に並べると”つながる”のです。

機能的にはどうでもいい仕様かも知れませんが、長く通ってもらって、たくさんカードを集めてもらって、並べると”つながる”のです。

なんだか楽しいじゃないですか! と思っているのは、僕だけかも知れませんが。

 

付帯業務を出来るだけ減らす方向の中で、ほんの少しだけ手間を増やしたのが、お誕生日カードのグラデーションです(笑)。

アイデアを出したのは僕。それを踏まえて、具体的にカードの仕様を決めてくれたのはN先生です。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

〈給食〉

・五分つきごはん ・にらとひき肉の卵焼き ・もやしのおみそ汁 ・トマトのナムル

〈おやつ〉

・お誕生日パンケーキ

コメント

タイトルとURLをコピーしました