当初のイメージとは違うものとなったからこそ(尾瀬の山小屋泊)

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

 

今のように頻繁に山に行くようになって5年ぐらい経ちます。この度、妻が初めて山小屋に泊まることになりました。

場所は尾瀬の尾瀬ヶ原。

 

山小屋と言えば、特に女性の方は、敬遠される場合も少なくないかと思います。妻もそのひとりです。

昔ながらの山小屋のイメージ、相部屋・雑魚寝・風呂なし・トイレ汚い・水道なし・使用済みトイレットペーパーや生理用品などすべて持ち帰り…、そんなところでしょうか。

 

それに対して、尾瀬の山小屋はと言えば、2人以上の宿泊は基本個室・風呂やシャワーあり・トイレは水洗でウォシュレット付き・水道は使い放題で飲用可・トイレットペーパーはそのまま流せて生理用品なども捨てられる・・・。

山小屋としては別格だと思います。山小屋初心者に本当におすすめ。

ただし、布団などは頻繁には干せないので、ひだまりのお昼寝用バスタオルに相当する”トラベルシーツ”などを持参&購入することとなっています。我が家は、普通の寝袋を2つ、僕が担いでいってそれで寝ました。

 

 

妻は山小屋を楽しいと思えるのか? その意味で、最初の1回目はものすごく大切。

僕も、今回の山行をとても楽しみにしていました。

 

ところが、初日のお昼ごろに山小屋に着くとまもなく、彼女は激しい頭痛で動けなくなってしまいました。

僕が知る限り、今までで最も激しい頭痛で、起き上がることもままなりません。

 

尾瀬は午後から翌朝にかけてが、宿泊者にとっては、本当に気持ちがいい時間。

日帰りの人がみんな帰って、静かな湿原の時間を独占できるからです。

午後のまどろみ。夕方に向けて刻々と変わっていく陽光。ただ湿原に佇んでいることが幸せです。

ですが今回は、そうしたゴールデンタイムの多くを、部屋の中で過ごしました。山小屋にあった山岳雑誌をお借りしてパラパラ眺めたりしながら。

今回は(?)、彼女に寄り添うことが第一で、優先順位が最初から決まっていたので躊躇はありませんでした。

あいにく頭痛薬を持ち合わせていなかったのですが、山小屋の方から分けていただき、それもとても助かりました。

 

 

食いしん坊の彼女が、夕食にほとんど手をつけられなかったぐらい調子が悪かったのですが、薬が効いて来たのか、夕食後の時間に、少しだけ湿原に出ることができました。

そんなちょっとの時間がとても尊いです。

 

(↑正面に見えるのは、GWに登ってきた至仏山。ドリップしたコーヒーを飲むのは僕。)

 

そして夜。

彼女は本当によく寝ました。僕が夜中にトイレに起きても、まったく気がつかない程。

僕は夜中に目が冴えてしまって、宿のメッセージノートに記入をしたり色々していたのですが、それも彼女はまったく気がつかず。

 

 

よく眠れたこともあって、翌朝には体調も回復した彼女。

上の写真は、朝焼けに染まる燧ケ岳(ひうちがたけ)と山小屋。

早朝5時台の気持ちが良い時間に散歩をすることができました。

 

 

そして朝食。もりもり食べて、おかわりもしていました(笑)。よかったね。

 

 

湿原はと言えば、水芭蕉が綺麗な、とても素敵な時期でした。

ですが、それとは別に、とても印象深い山行となりました。

当初のイメージとは違うものとなったからこそ、大切なものがよりクリアになった気がします。一瞬のきらめきの尊さもより深く感じられたと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

(↑お部屋はこんな感じ。)

(↑リュウキンカの黄色いお花と至仏山。今回のベストショットかなぁ。)

 

〈今日の写真〉

(↑4・5歳児クラス+3歳児クラスの有志、園の裏手の草抜き中。)

(↑特大の幼虫を発見。スズメガの幼虫。)

〈給食〉

・五分つきごはん ・納豆(青のり混ぜ) ・油あげと小松菜のおみそ汁 ・もやしとなすの桜えび炒め

〈おやつ〉

・こんぶとおかかおにぎり

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