みなさまいつもありがとうございます。
☆
〈僕の連絡ノートの記述より〉
雪の日・参観と非日常が続きましたので、今日は小休止としたく、3~5歳児クラスはあえて室内で過ごしました。ロングセラー児童書「おしいれのぼうけん」の読み聞かせをしました。
一年に一度は必ず、3歳児クラス以上に読むのを伝統(?)としてきましたが、今日がその日。
「ねずみばあさん」という、逃げても逃げても、その先に待ち伏せている悪夢のような怖いキャラがでてきます。
毎度、”全力怖がらせモード”で読む佐田(笑)。初見の3歳児クラスは衝撃的だった様で、Fちゃん・Tくんの顔は終始固まりっぱなし。
でも、40~50分続くお話にみんなよ~くついてきてくれました。
☆
今日の本題はここから。
標題の通りなのですが、ひだまりでは先月、真冬にも関わらず「カナヅチの夏」という歌が、子どもたちの間で自然発生的に大ヒット(?)しました(笑)。
みんな歌っているのですが、ほぼすべての子が、原曲を聞いたことがないみたいです。そして、歌詞の意味もまったく分からずに歌っています。それが面白くて。
ヒットのきっかけは、1月4日・5日の正月明けの登園日まで遡ります。
両日は正月明けということもあって、登園人数も少なめ。こじんまりしたリラックスモードの中で、いつも以上に活発となったのは、5歳児クラスYくん。
Yくん、お出かけの車中で、大声で「カナヅチの夏」を歌い出しました。ひだまりの中で唯一原曲を知っているのがYくんになります。
こじんまりしたリラックスモードでなければ、Yくんが大声で歌を披露することは無かったように思えます。
Yくんの歌に食いついたのが、同じくリラックスモードで覚醒中の5歳児クラスTくん。
数回聞いただけで、”耳コピ”して歌い始めたのです。
週がかわってみんなが登園すると、原曲のYくんはあまり歌わなくなりました。その代わりに、”耳コピ”のTくんがものすごい熱量で歌い続けました。
来る日も来る日も。お昼寝から起きた瞬間から(笑)。Tくんには、「布団の中でも、頭の中で歌がエンドレス再生されていたでしょ!」と言いたい(笑)。
そして、張り上げる様に声を出す彼の歌声は、何というか破壊力抜群(笑)。耳に残って離れないのです。大人も子どもも、彼の歌声に洗脳(?)されていくのでした。
そして、みんなが原曲も・曲名も・歌詞も知らないまま、Tくんバージョンの「カナヅチの夏」を歌い出すことになりました。
☆
ちなみに、「カナヅチの夏」はこんな曲です。
4時間目の プールをおもい
今日は朝から ユウウツだった
チャイムと同時に 歓声をあげ
きがえはじめる やつらがまぶしい
まどから青い空をみた
雨がふればよかったのに
パパパ…
泳げない子がプールの時間を憂鬱に思う歌ですね。
子どもたちは冒頭の「4時間目」の意味さえ分からずに、真冬に熱唱中。”シュール”ということばがピッタリですが、それも何だか微笑ましくも思えます。
そして、歌詞も”耳コピ”だけに微妙に違ってるところも面白いです。
”プールをおもい”のところを「ふろ おもい」と歌っています(笑)。これもかなりシュールですね。
その他にも、”憂鬱”が「ユース」だったり。”歓声をあげ”は「かせ をあげ」。
また、”チャイムと同時”のところは、まったく別の歌詞「なんでも つくる」と歌っています。何でこうなったかは不明。
かくして、ひだまりではTくんバージョンの「カナヅチの夏」が完成し、みんなに浸透しました。
これも子どもの世界ならではことで、とても興味深いです。
お読みいただきありがとうございます。
〈給食〉
・五分つきごはん ・厚揚げとまいたけの炒めもの ・ほうれん草の雷汁(豆腐・ほうれん草・にんじん)
〈おやつ〉
・鬼まんじゅう
コメント