真冬なのに、歌「カナヅチの夏」が流行る(笑)

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みなさまいつもありがとうございます。

〈僕の連絡ノートの記述より〉

雪の日・参観と非日常が続きましたので、今日は小休止としたく、3~5歳児クラスはあえて室内で過ごしました。ロングセラー児童書「おしいれのぼうけん」の読み聞かせをしました。

一年に一度は必ず、3歳児クラス以上に読むのを伝統(?)としてきましたが、今日がその日。

「ねずみばあさん」という、逃げても逃げても、その先に待ち伏せている悪夢のような怖いキャラがでてきます。

毎度、”全力怖がらせモード”で読む佐田(笑)。初見の3歳児クラスは衝撃的だった様で、Fちゃん・Tくんの顔は終始固まりっぱなし。

でも、40~50分続くお話にみんなよ~くついてきてくれました。

今日の本題はここから。

標題の通りなのですが、ひだまりでは先月、真冬にも関わらず「カナヅチの夏」という歌が、子どもたちの間で自然発生的に大ヒット(?)しました(笑)。

みんな歌っているのですが、ほぼすべての子が、原曲を聞いたことがないみたいです。そして、歌詞の意味もまったく分からずに歌っています。それが面白くて。

 

ヒットのきっかけは、1月4日・5日の正月明けの登園日まで遡ります。

両日は正月明けということもあって、登園人数も少なめ。こじんまりしたリラックスモードの中で、いつも以上に活発となったのは、5歳児クラスYくん。

Yくん、お出かけの車中で、大声で「カナヅチの夏」を歌い出しました。ひだまりの中で唯一原曲を知っているのがYくんになります。

こじんまりしたリラックスモードでなければ、Yくんが大声で歌を披露することは無かったように思えます。

 

Yくんの歌に食いついたのが、同じくリラックスモードで覚醒中の5歳児クラスTくん。

数回聞いただけで、”耳コピ”して歌い始めたのです。

 

週がかわってみんなが登園すると、原曲のYくんはあまり歌わなくなりました。その代わりに、”耳コピ”のTくんがものすごい熱量で歌い続けました。

来る日も来る日も。お昼寝から起きた瞬間から(笑)。Tくんには、「布団の中でも、頭の中で歌がエンドレス再生されていたでしょ!」と言いたい(笑)。

そして、張り上げる様に声を出す彼の歌声は、何というか破壊力抜群(笑)。耳に残って離れないのです。大人も子どもも、彼の歌声に洗脳(?)されていくのでした。

そして、みんなが原曲も・曲名も・歌詞も知らないまま、Tくんバージョンの「カナヅチの夏」を歌い出すことになりました。

ちなみに、「カナヅチの夏」はこんな曲です。

4時間目の プールをおもい
今日は朝から ユウウツだった
チャイムと同時に 歓声をあげ
きがえはじめる やつらがまぶしい

まどから青い空をみた
雨がふればよかったのに
パパパ…

泳げない子がプールの時間を憂鬱に思う歌ですね。

子どもたちは冒頭の「4時間目」の意味さえ分からずに、真冬に熱唱中。”シュール”ということばがピッタリですが、それも何だか微笑ましくも思えます。

 

そして、歌詞も”耳コピ”だけに微妙に違ってるところも面白いです。

”プールをおもい”のところを「ふろ おもい」と歌っています(笑)。これもかなりシュールですね。

その他にも、”憂鬱”が「ユース」だったり。”歓声をあげ”は「かせ をあげ」。

また、”チャイムと同時”のところは、まったく別の歌詞「なんでも つくる」と歌っています。何でこうなったかは不明。

 

かくして、ひだまりではTくんバージョンの「カナヅチの夏」が完成し、みんなに浸透しました。

これも子どもの世界ならではことで、とても興味深いです。

お読みいただきありがとうございます。

〈給食〉

・五分つきごはん ・厚揚げとまいたけの炒めもの ・ほうれん草の雷汁(豆腐・ほうれん草・にんじん)

〈おやつ〉

・鬼まんじゅう

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