『あり方』と『やり方』のはなし(まずは『あり方』の感覚を共有する)

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

(↑行田公園にて)

 

今日は本当に久しぶりに、終業後の夜に、入園検討の方をお迎えしてお話をさせていただきました。

 

冒頭、入園検討のお母さまに「どんな感じに進めていきましょうかねぇ…。」と話を振ってみたところ、「今、園児は何人いるのですか?」と早速ご質問をいただきました。

園児の人数、入園を検討するのならば当然気になりますよね。

ですが、そのまま話を続けていると、話題が細部に終始してしまう感もありましたので、僕が話を引き取って、まずはひだまりのコンセプト的な話をさせてもらうことにしました。

入園説明会の冒頭でもしている、『自己肯定感を育む』・『大人も子どもも主役』・『まあるいコミュニティ』についての話を。

 

話が一段落したところで、お母さまに感想を伺ってみました。

お母さまは、かなりの数の認可保育園に見学に行って話を聞いて来たそうです。その中では必ずと言っていい程、「どんな保育をしているか」が語られたそうです。

ですが、ひだまりの説明では、「お母さまとどういった関係を築いていきたいか」みたいなことが語られて新鮮に感じたそうです。

ちなみに、この時点では僕はお母さまに「どんな保育をしているか」は一切話していません。

 

ところで、このブログではよく『あり方』と『やり方』ということばを使っています。

『あり方』は、入園説明の話で言えば、理念とかコンセプトにあたる部分。

”僕たちがどんな考え・感覚で、日々の活動をしているか”ということ。

『やり方』は、入園説明の話で言えば、たとえば「どんな保育をしているか」の部分。

”『あり方』を体現する手段として、具体的に何をしているか”ということ。

 

僕は入園説明の場では、機が熟したと感じるまでは『やり方』の話はしません。

『やり方』はあくまで手段であって、手段系の情報ばかりが着目された挙句、ひだまりの全体像(『あり方』の部分)が正しく伝わらない場合も考えられるからです。

実際、ひだまりの保育内容(『やり方』)を気に入って下さった方も、話をお聞きすると、その方のコアな感覚(『あり方』)はかなりバラバラだったりします。

『あり方』に大きな隔たりがあると、同じ方向を向いて進んでいくことは難しくなります。せっかく入園いただいてもトラブルなども起こりかねません。これは、お互いにとってアンハッピーなこと。

なので、まずは『あり方』の感覚を共有すること、これを何より大切に考えています。

 

『あり方』でつながれてしまえば、『やり方』が違ったとしても、基本的に大きな問題にはなりません。

大きくは同じ方向を向けているはずですので、あとはどちらの『やり方』がより良いのかを、一緒に考えて決めればいいのですから。

 

今まで何度も書いてきていますが、『あり方』と『やり方』のはなしでした。

お読みいただきありがとうございます。

〈給食〉

・麦ごはん ・油あげともやしの煮びたし ・大根とえのきの鶏団子スープ

〈おやつ〉

・こんぶとおかかおにぎり

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