もう楽にしてあげようか

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

(今日は駒形大神社へ)

 

K先生は、自宅のベランダで野菜のプランター栽培をしています。ミニトマト・ナス・ピーマンの。

野菜の中で、特にトマトが大好きなのだそう。

そんな彼女が日報に書いたエピソードが、とても印象に残っています。

今朝、しなびて ただ立っているだけ になった トマトの葉や茎を見て、

う~ん、もう楽にしてあげようか と 思いました。

実がならなくなったからといって 水をあげないのは かわいそうだと

思っていたんですが、元気もやる気もなくなった様子のトマトくんは、

水も別にうれしくなさそうに ふてくされているように 見えました。

そんなこんなで 今日は 最後の水やり、ということにして、

また来年ね と トマトライフを しめくくりました。

この春市川に引っ越してきて、新生活を始めたK先生。

四月早々に、初めての野菜栽培をプランターで始めたと、意気揚々としていました。

 

ところで、ホームセンターなどでは、4月上旬から夏野菜の苗が出回ります。ですが、そのまま地植えするには時期尚早だと僕は思っています。

ここ2年は温かい春となりましたが、例年は4月に1~2度遅霜が降りる日があります。その時に夏野菜の苗を植えていると、低温障害で弱ったり枯れたりしてしまうんですよね。(一般的には、夏野菜の苗植えはGW頃からが適期)

案の定、彼女の苗も低温障害を受けてしまったらしく、元気がなくなってしまいます。そんな事も初体験の彼女。心配して、対応を調べて、家の中に苗を取り込んだりしてお世話をしていました。

 

お世話のかいもあって、苗は元気を取り戻します。

「花が咲いた!」・「実がついた!」、と嬉しそうに報告してくれる彼女の姿も印象に残っています。

アブラムシがつけば、ガムテープを使って手作業で取り除く。「1つひとつの苗に、そこまで愛情をかけて育てる人はなかなかいない」と思える程、大切に育てていました。

 

ですが、そこまでして育てても、プランター栽培だと、地植え程大きく育てることは一般的にはできません。株の寿命も、地植えより短い場合が多いと思います。

プランター栽培はどうしても限界値が低くなりがち。

僕も初めてプランター栽培をした時、地植えとの差に愕然としたことがありますが、彼女もそんなこと、感じたかな? どうかな?

 

日報の話に戻りますが、トマトの苗を「もう楽にしてあげようか」と思った彼女。

苗たちは、新生活を始めた彼女の相棒のような存在だったかもしれません。

そんな彼女の栽培生活を知っているからこそ、「もう楽にしてあげようか」の決断は僕の心に響きました。大切に向き合ってきたからこそ、できた決断だと思いました。

 

こういったことに正解/不正解はないと思いますが、彼女の感覚、好きだなと改めて。

お読みいただきありがとうございます。

(↑”かくれんぼ”の鬼をするNちゃん)

〈給食〉

・五分つきごはん ・納豆(のり・白ごま混ぜ) ・きんぴら風おみそ汁 ・さつまあげと大根の煮物

〈おやつ〉

・こんぶとおかかおにぎり

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