集団への親和性が高い。一番を主張しなくてもいい。

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

《入園説明会(要予約)》
 2024年9月7日(土)の9時から、開催いたします。
 詳しくはこちらをご覧ください。

(↑今日は姥山貝塚公園へ)

 

お盆期間が終わって、長期連休の子たちも、ひだまりに帰ってきています。

連休中の様子などを、本人の口や連絡ノートなどから知られること、嬉しく思っています。

 

この記事にも書いた、ひだまり史上2番目に遅い入園となる5歳児クラスSくん、帰省先でセミとカエルを手づかみで捕まえられるようになったとのこと。

この事は本人からも聞きましたし、お母さまからも連絡ノートで嬉しいご報告をいただきました。

入園時には、ほぼすべての虫に触ることができなかったSくん。それから4カ月半。本人もそうでしょうが、お母さまも手ごたえを感じてくださっていること、嬉しく思っています。

 

お迎えの際に、「素敵なお休みを過ごされたようですね。」とお母さまに話しかけた僕。

するとお母さま、帰省中のお散歩のエピソードを教えてくださいました。

帰省先では、Sくん・お母さま・おじいさま・おばあさまらがお散歩をしたそうですが、「今まではただ歩くだけだったのが、畑の里芋を見つければ『里芋がね…』と(Sくんが)話し、虫や花のことも(Sくんが)語るようなお散歩になったんです。今までとは全然違うんです。」、だそうです。

この話は、僕たち職員にとっても、とても嬉しいエピソードでした。ひだまりの毎日のお散歩が活きているのですね!

 

昨日の行田公園でのセミ取りのこと。

虫取り網の数が限られますので、みんなには渡さず、「自力でセミを発見した人は、じゅん先生に教えてください。網を渡します。」、を基本ルールとしています。

ただし、セミ取り能力が十分に高いTくんには常に網を一本渡しています。

それに加え今回、帰省先でセミを捕まえられたという(上記の)Sくんにも最初から一本渡してみました。

 

網を持ちながらセミを探すSくんとTくん。

ふたりで行動すると、必ずTくんが先にセミを見つけてしまうので、セミへのアタック権はTくんのものに。

なので、SくんはTくんの後塵を拝す形になって、一向にセミを捕まえることが出来ません…。

 

その様子を見ながら、「Sくん、また変わったよなぁ。」、そんなことを思った僕でした。

以前であれば、もっと「オレがオレが」的な部分が目立っていたように思います。

以前の彼は、”集団の中で一番であることに、どうしてもこだわってしまう”みたいな面がもっと強かったように思えます。

一番を目指すのはいいのでしょうが、”一番でなければいけない”と思うと苦しかったりしますよね。

今の彼は、いい感じに力が抜けてきて、集団への親和性が以前よりずっと高いです。なので以前より色々とスムーズです。

 

集団への親和性が高い。一番を主張しなくてもいい。

それは、集団のみんながSくんのことを知り、認めている面が強くなったからだと思います。Sくん自身が、自分のことを知り、認めている面が強くなったからだと思っています。

ひだまりで大切にしている、自己肯定の感覚が育まれていっているからだと思っています。

 

Sくんにとって、お友だちや職員との関係が安定してきて、”自分のことを分かってくれている感”が強まってきた時、周りと比べる必要が減ってきたのかな、と思っています。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

(↑給食のもやしに触る1歳児クラスIくん。これも食育ですね。)

〈給食〉

・麦ごはん ・油あげとピーマンの当座煮 ・もやしのおみそ汁 ・かぼちゃのごま焼き

〈おやつ〉

・白ごまとおかか混ぜおにぎり

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