”自己肯定感って自分で上げるのかな、上げてもらうのかな”

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

《入園説明会(要予約)》
 2024年9月7日(土)の9時から、開催いたします。
 詳しくはこちらをご覧ください。

(↑大柏川調整池緑地にて)

 

職員さんが、(職員さんの)お母さまと、「自己肯定感って自分で上げるのかな、上げてもらうのかな」という話をしたそうです。その様子を日報で共有してくれました。

お母さま曰く、「一つ確実に言えることは、親が子どもを育てる過程の中で、(子どもの自己肯定感を)上げられるものだよ。」、だそう。

 

その通りだと僕も思いました。

幼少期の子どもにとって、彼らの世界に大きな影響を与えるのは親(特に母親)であり、身近な大人です。

そうした大人たちが、その子のことを無条件で受け入れていくことによって、その子の自己肯定感は自然に育まれていくのです。

 

そうした構造を踏まえて、ひだまりでは、”(表面上の)保育の内容”以上に、子どもに関わる大人(保育者・父母など)の”心のあり方”に着目しています。

いくらパッと見いい感じの保育をしようとも、そこに心(愛)が伴っていなければ、子どもの自己肯定感に寄与するはできないでしょうから。

また、その子の自己肯定感は、園の活動だけで育まれるものでもありません。園とご家庭が心を合わせて同じ方向を向いて歩んでいく必要があると思っています。

少し話は変わりますが、職員さんが以前知り合いに、”自己肯定感いつも上げてくれてありがとう”と言われたことがあるそう。 

職員さん、この”自己肯定感いつも上げてくれてありがとう”に少し違和感を持ったという話も日報で教えてくれました。

 

大人同士の関わりによっても、自己肯定感を育んでいくことはできる、と僕は思っています。関わる相手が自分のことを無条件で受け入れてくれることによって。

いずれにしても、自己肯定感は表面上の言葉だけでは育まれないでしょう。いくら言葉で「あなたが大切」とか「そのままでいい」などと言っても、こころの底からの発言でなければ、相手の深いところに伝わることはないのです。

職員さんが少し違和感を持ったのは、”自己肯定感いつも上げてくれてありがとう”のポップな感じに、表面的なものを感じたからかも知れませんね。

 

ちなみに、大人になって自己肯定感を育んでいくのは、一般的に幼少期と比べると簡単ではありません。

目の前の大人が自分を全面的に受け入れてくれたとしても、大人は幼少期よりたくさんの人と関わりますし、その関係性も複雑でしょう。また、大人は育ってきた過程で様々な感情や知識が刷り込まれており、それらが自己肯定感の育みの邪魔をする場合も少なくないでしょう。

話はまた少し変わりますが、大人になってから自己肯定感を育んでいくのならば、自然の中に身を置いて、その自然と深く調和する体験も有効なのだと思っています。

自然の中には何一つ無駄なものはありません。すべてに意味があります。つまり自分自身にも意味があるということです。

そのことを理屈ではなく、体験の中で深く深く感じることによって、自己肯定感は育まれていきます。

 

大人になってからでも、どんな人でも、自己肯定感を育んでいくことはできると思っています。

ですがやっぱり、幼少期に自然な形で育んでいくのが、手っ取り早く確実なのだと思っています。

そんなことも意識しながら、ひだまりの活動をしています。

お読みいただきありがとうございます。

 

(↑ミニトマト収穫中)

〈給食〉

・麦ごはん ・高野豆腐とまいたけの煮物 ・わかめとおふのおみそ汁 ・きゅうりと春雨とミニトマトの和風サラダ *ミニトマトは当日朝に収穫

〈おやつ〉

・お誕生日パンケーキ

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