みなさまいつもありがとうございます。
《ミニ入園説明会(要予約)》
2024年1月27日(土)の9時半から開催いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
上の写真は、5歳児クラスのKちゃん。
Kちゃん、在園児の中で1番の体力を誇ります。(僕の見立て)
昨年10月のチャレンジ登山(以前のブログ記事へリンク)、山道を8時間歩き続けるのは大人でも楽ではありませんが、彼は余裕を持って完歩という感じでした。
マラソンを走れば1・2位を争います。跳躍力にも優れ、幼児離れしているように感じます。
給食も盛っただけ食べます(笑)。その他にも、生活面の色々なことにも粘り強く取り組みます。
ともかく、僕は彼のことを色々と認めています。
以下、彼を認めた上で、親愛の気持ちを持って書かせてもらいますが、彼には運動面で苦手にしている種目があります。
それは・・・、”なわとび”です。
今年の5歳児クラス、なわとびでは女の子が先行しています。
3人の女の子全員、前跳びが60~100回ぐらい跳べます。これからも取り組みますので、卒園までには最低でも全員100回はクリアするでしょう。うまくいけば、全員200回以上跳べるかな、という感じです。
ところが、男子は今のところ跳べる子が1人もいません。それどころか、なわを握ろうともしません。
Kちゃん、女の子たちがなわとびを始めると、すーっとその場からいなくなり、気付けば園庭の端の方へ(笑)。そこまで避けなくてもいいのに。
ひだまり卒園児である彼のお兄ちゃんは、卒園までに連続300回ぐらい跳びました。そんなこともあって、ご自宅でもなわとびをやるチャンスはあるみたいなのですが、絶対やらないそう。
運動全般、あんなに得意なのに。もったいないなぁ…。
ところで、彼は木曜晩にスポーツ系の習いごとをしているのですが、最近こんなことを言い始めました。
「木曜に向けて、体力を温存する」、と(笑)。おじいちゃんかよ。
また、最近はマラソンの時に「全力を出してないから」みたいなことも言い始めました。おいおい、じゃあ、いつ全力を出すの?
変な予防線を張る必要はないし、子どもらしく毎回燃え尽きるまで全力でやったらいいんじゃないの?
そんなこともあって、僕は彼のコンプレックスに踏み込むことに決めました。
彼に真正面から、「なわとび、特訓だ!」と言ってみたくて(笑)。
☆
(↑100回以上跳べるMちゃん、フォームもスムーズ。)
かくして、今日は園庭でKちゃんの特訓をすることとなりました。(彼だけではなく、6人の希望者と練習することとなりました。)
「とりあえず、跳んでみてよ。」と跳んでもらうと、最初の1回はしっかり跳べて、”連続2回目まであと少し”という感じでした。
思っていた以上に跳べていました。12月に何度か彼を捕まえて教える機会があったのですが、その時よりずっと上達していました。
なわとびは、連続2回跳べるようになるまでに大きな壁がある、と思っています。2回跳べてしまえば、3回・5回・10回・20回へのステップアップも時間の問題。
ともかく、「いかに2回跳べるようになるか」がなわとび練習の肝に思えます。そこをクリアできれば楽しくなりますし、放っておいても上達していくように思えます。
Kちゃん、少しの練習の後、連続2回をクリア。
かなりぎこちない動きながら、3回・4回・5回と記録を伸ばしていき、最高6回まで跳ぶことができました。
回数のカウントは僕がしましたが、4回まではなわがスムーズに回っているのに、記録が気になるのか5回目になると全身にガチガチに力が入り、5回か6回で毎回引っかかります(笑)。でも、気持ちは分かるよ。
そのうちに疲れてきて、2回や3回でつっかえることが続きます。彼にとっては、毎回の試技が全身全霊なのです。僕たちが普通に跳ぶ時の何倍も何十倍も疲れるはずです。
「疲れたら休憩すれば?」と声をかけるのですが、彼は休もうとしません。連続2回の壁をクリアして、彼は今、猛烈に楽しいのです。でも、明らかに体にキレがありません(笑)。
休憩して仕切り直さない限り、記録更新は無理に思えます。でも、本人はそれさえ気づいていないのでしょうね。
でも、そんな”ぱっと見ボロボロ”に見えるKちゃんが、とても華々しく感じられました。「体力の温存」とは対極にある、全身全霊の試技がかっこいい!
今まで色々な子になわとびを教えてきましたが、”2回の壁”をクリアした当日の「ぱっと見ボロボロの中での、全身全霊の輝き」が好きだなぁ。
ちなみに今日は、木曜日だよ。習いごとがあるんだけどね(笑)。
これから、彼は勝手に上達していくでしょう。
卒園までにどれだけ跳べるようになるかな? 300回ぐらいかな?
お読みいただきありがとうございます。
(ご参考:5歳児クラスSちゃんの兄、Kくん(現小4)のなわとび練習のエピソード(以前のブログ記事へリンク)もなかなかです。よろしければご覧ください。)
(↑なわとび特訓の前に、2歳児クラス以上で林道をマラソンしました。)
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