”骨太の遊び”は楽しい

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

 

冒頭の写真、”やどかえおに”をしているところ。場所は行田公園。

 

今日は全員が走りたい訳ではなさそう。全体的にのんびりとした雰囲気。だけど、体を動かしたい子もいそうな感じで。

そこで、「たくさん動きたい子、何かする?」と声をかけてみると、4・5歳児クラスの中の4人が集まってきました。

 

「この場所で、僕も含めて5人でできる遊びって何だろう?」

Fちゃんの提案がきっかけで、”やどかえおに”をすることに。それだったら5人でもできそう。

”やどかえおに”が始まると4人の子が加わり、4・5歳児クラスのほとんど+3歳児クラス1人+佐田の計9人でゲームが進んでいきます。

 

”やどかえおに”、適度に離れた2本の木を”やど(安全地帯)”に見立て、2本の木の間を鬼に捕まらないように往復するゲームです。

鬼が「やどかえ!」とコールすると、木の間を移動しなければなりません。

ルールが単純で分かりやすく、下級生でも比較的参加しやすいゲームです。また、全員が強制的に走り続けることになりますので、寒い冬にも適したゲームだと思います。

 

ルールが分かりやすいのは長所ですが、途中でダレやすいゲームだとも思っています。動きが単純で、それを延々と繰り返す訳ですので。

ですが、今日はまったくダレることなく、時間いっぱいまで25分ぐらいゲームは続きました。

 

鬼ごっこ全般に言えることですが、鬼になりたいがために、手を抜いてわざと捕まる子が出てくると、途端にゲームがダレてきたりします。

ですが、今日の5歳児クラスの4人は、終始全力で走り通しました。捕まったのは数えるほどで、少なくとも下級生に捕まったことは一度もなかったはず。上級生が真剣だと、ゲームが引き締まります。

ということは、下級生が鬼になった時は、苦戦をしたということなんですけどね。3回ぐらい鬼が続いた際は、鬼を5歳児クラスに代わってもらいました。そこは佐田がコントロール。5歳児クラスもわざと捕まらなくても鬼が回ってきますので、手を抜く必要がなくなります。

かと言って、苦戦をした下級生も真剣。Aちゃんなんか、2回連続で鬼が続くと、帽子を目深にかぶりなおします。すなわち、泣いています(笑)。それでも気丈に「やどかえ!」と3回目の鬼に挑戦。どれだけ真剣なの。

3歳児クラスからの唯一の参加のKくん。時間の最後に初めて1人捕まえることができて、喜びを爆発させていました。誰も捕まえられなくても、飽きずに走り続けたのは特筆もの。

4歳児クラスのAくんとNちゃんは、最初から僕しか狙っていません。時間いっぱいまで。ちょっとやり過ぎだよ。ゲームのバランス、考えてほしいなぁ(笑)。

子どもたちのエネルギーに引っぱられるように、僕もゲームにのめり込んでいきました。

 

途中、ゲームに入っていない新入園のYちゃんが、「Yも鬼、やりたい!」と声をかけてきてくれました。

僕も含めてゲームが真剣モードでしたので、彼女には「ゲームにも入っていない人が何を言っているの? まずはゲームに入るのが先! ちゃんと『入れて!』で入っておいで!」、と甘やかさずに毅然と対応。

真剣な遊びは間違いなく楽しいのだけれど、同時に厳しくもあるんです。彼女はびっくりしたかも知れませんが、そんなことを彼女にも伝えたくて。

僕の遊びは厳しいけど楽しい。それを子どもたちは分かってくれているから、みんな僕についてきてくれている訳ですし。

 

ゲームに限らず、それぞれが”今”に集中してのめり込む。そんな”骨太の遊び”は、やっぱり楽しい。

そんなことを改めて感じました。

 

”骨太の遊び”が成立するためには、こころが落ち着いていて・研ぎ澄まされているような”骨太のあり方”が根底にある必要があります。

そんなことを意識しながら、日々の生活を積み上げていこう。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

(↑ウォームアップで、全員で走ったりもしました。)

〈給食〉

・五分つきごはん ・さつまあげ・大豆・こんにゃくの煮物 ・大根のかきたま汁 ・もやしとにらの桜えび炒め

〈おやつ〉

・枝豆ごはんのおにぎり

コメント

タイトルとURLをコピーしました