”自分の気持ちを出し切ること”から始まる

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

(↑市川市民キャンプ場にて)

 

先日のミニ入園説明会を経て、「”自分の気持ちを出し切ること”から始まる」、そんな感覚の大切さを改めて認識しています。

説明会参加者のお母さまにも”自分の気持ちを出し切ること”をお伝えする展開になったり、説明役として参加してくれたお母さまともその大切さを改めて話し合ったり。

 

(↑”しっぽ取りゲーム”中。)

 

「”自分の気持ちを出し切ること”から始まる」、このワードから連想されるエピソードをひとつご紹介します。

2017年の入園説明会に参加されたお母さまから、「春から入園したい」と入園意向をいただきました。

とてもありがたい話なのですが、僕の感覚的には二つ返事で入園をお受けする訳にはいきませんでした。

お母さまには下記のメールを送ったのですが、読んでいただくと分かる通り、基本的には入園をお断りするメールです。

そのままご縁が離れていくにせよ、確率は低いかも知れませんがご縁がつながるにしても、”自分の気持ちを出し切ること”が必要に思われたので、僕自身の気持ちをまっすぐにぶつけました。

〈僕が送ったメール〉

〇〇さん

ご連絡、ありがとうございます。

そして、入園のご希望、ありがとうございます。

さて、大切なことですので、本音で書きますね。

先日の説明会後の正直な印象として、〇〇さんとはきっとご縁がないなぁ、と思っておりました。その中でこうしてご連絡をいただけたこと、ありがたいですし、驚いてもおります。

この時期にご連絡をいただいたということは、認可保育園に2人そろって決まらなかったのだとお見受けします。だとしたら残念ですね。

下のお子さまが生まれる前、初めてお会いした時。あくまで私の感覚ですが、検討が煮詰まったタイミングでお会いしたかったですが、とてもまだその段階に思えませんでした。なので、私から〇〇さんに説明することは特になく、「興味があればブログなどを読み込んでみてくださいね。」といってお帰りいただくしかありませんでした。

そして先日の説明会。前で話しをしていると、メッセージが届く/届かないはある程度分かるものですが、〇〇さんにとっては特に興味は膨らまなかったのではないでしょうか。

勿論、そういった方は他にもおられました。でも、〇〇さんはメールでやり取りをした時は文面から興味が伝わってくるように思えるのですが、実際にお会いすると反応は乏しく、そのギャップが大きさから特に印象に残っているのです。

本当のところは分かりませんが、興味のポイントは保育の内容など上辺の仕組みのところなのかなぁ、と感じました。2回お会いした割には、〇〇さんがどんな方なのかよく分かっていません。

ひだまりのテーマは「自己肯定感を育む」こと。そしてそのために「自分の気持ちに正直である」こと。そして、その感覚そのままに、私は事あるごとに本音をど直球で投げかけさせていただいています。園児のご家族はお客様ではなく、対等な存在だと考えていますし。

この雰囲気が合う/合わないはとてもはっきりと分かれる、と思っております。こころを開いて自分と・相手と向き合う。気持ちがいい反面、時には傷みも伴います。

私がご縁を感じる方は、こういった面で共感し合える方ですが、〇〇さんは(いい/悪いではなく)タイプ的にそういったコミュニケーションは望んでいないのかなぁ、と感じた次第です。

失礼な表現もあったかも知れませんが、本音で向き合おうとしないとご縁が捻じ曲がってしまう事があります。それはお互いにとって不幸ですので、そうさせていただきましたね。

ここで送信します。もし、何か感じるものがあれば返信いただいても、特になければ読み飛ばしていただいても大丈夫です。

いずれにしても、〇〇さんに合った園とご縁がつながりますように。ありがとうございます。

このような投げかけをすると、やり取りが消滅してしまうことも少なくありませんが、この時はそうではありませんでした。

やり取りは続きます。互いのやり取りは赤裸々ですごいものでしたが、ここでの転載は控えます。

そして最終的には、下記のようなメッセージをいただきました。

佐田様

おはようございます。

返信いただきありがとうございます。話を進める方向でお会いできると聞いて、驚きつつ嬉しく思っています。

今回、育児休業延長を含めて家族のこれからを選択するにあたって、自分達夫婦の人生や子育ての事なども今まで以上に考えました。

そうしているうちに、やっぱり今一番優先したいのは「子供達にとって良いこと」であるかどうかだと思いました。保育料の差などは払える範囲であればどうでもいい、何をそんなに気にしていたんだろう?と。

そして「ひだまり園さんの雰囲気は子供達に合っている」という自分の感覚を大切にしたいと思いました。

また、こうして佐田園長とメールでやりとりする中で、以前よりもひだまり園に入園させたいという気持ちが強くなりました。

最初のメールをいただいた時、ショックではありましたが失礼とは感じませんでした。逆に1人1人の保護者にこうして向き合い、対応してくれる佐田園長は信頼できる方だと思いました。

子供が成長するにつれて、対応に悩んだり迷ったりすることはあると思います。でもその時に「ひだまり園でよかったのか?」よりは「子供達を見てくれているひだまり園の保育者さんと相談しながら乗り越えたい」と考えるのではないかと思いました。

ぜひ、話を進める方向でお会いしたいというのが私達の気持ちです。よろしくお願い致します。

その後、お陰さまでご縁はつながり、2人のお子さまはひだまりを卒園して小学生になっています。

卒園児の2人とは、比較的高頻度で今でも交流があります。また、お母さまとの交流も勿論今でも続いています。

「”自分の気持ちを出し切ること”から始まる」、そんなはなしでした。

お読みいただきありがとうございます。

〈給食〉

・五分つきごはん ・高野豆腐のすきやき風(こんにゃく・ねぎ・干し椎茸) ・ほうれん草の雷汁(ほうれん草・豆腐・にんじん)

〈おやつ〉

・こんぶとおかかおにぎり

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