彼らが伸び伸びと自分を出していけるように、微力を尽くしたい

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

(↑市川市立歴史博物館へお出かけ。)

 

終業後に、保険代理店の担当者が来園しました。園のビジネス保険などの更新手続きのため。

今回から担当者が変わったとのことで、新担当者は若い方でした。大学を卒業して社会人2年目とのこと。

我が娘と同じ学年であり、ひだまりで言えばK先生と同じです。

 

新担当者の彼、誠実そうな人柄が伝わってきますが、同時にどことなく自信がない感じも伝わってきます。

「前任者に比べて、経験も知識もなくてすみません。」、みたいなことも言っています。

「いいんですよ。誰にでも新人の時はあるものですし。」、と答える僕なのでした。

 

僕自身の話になりますが、僕は大学卒業後に自動車メーカーに就職し、社会人2年目の秋から3年間、神戸の自動車販売店に出向して自動車営業をしていました。

なので、彼の姿が自分に重なったりもするのでした。

 

 

さて、保険契約の更新に必ず必要なものがあります。それは、会社の実印。

前任のベテラン担当者からの連絡の際は、毎年必ず「実印を忘れないでくださいね。」と言われてきました。

ところが、今回はそのひと言がありません。と言っても、実印は必要なのでしょうから、用意しておきました。

 

新担当者の彼、「実印をお持ちになりましたか? もしなくても大丈夫ですけど。」

実印がなくても大丈夫って、どういうこと?

話を聞いてみると、返信用封筒を用意したから、あとで印鑑を押して返信してもらえば大丈夫とのこと。

 

前任の担当者との付き合いの中で、一度僕が実印を忘れたことがありました。その時には、同様の対応をしたことがありますので、そういった方法があることは知っていました。

ですが、そのひと手間が、けっこう面倒くさいのです。

せっかく来園いただいているのですし、その場で印鑑を押せば、一瞬で手続きは終わります。ですが、後日返信となると、こちらとしても忘れないように、気をつかわないとなりません。

 

「印鑑持参の連絡が漏れていたのならば、もう一度電話をかけてお願いしたらいいんですよ。」、彼に伝える僕。

お客様の立場に立つのならば、印鑑を持参してもらった方が相手のためになると思います。だから、再度連絡した方がいいと思うのです。

その上で「段取りが悪くて申し訳ありません。これから勉強を重ねていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。」、とでも申し伝えればいいのだと思うのです。

ですが、新人って、時に自分のミスを素直に詫びることができなかったりもするのです。僕自身もそうだったなぁ…。

 

 

担当者の彼、保険の話をするまえに、”自己紹介シート”的なものを出してきて、自己紹介を始めました。

いかにも営業マニュアルにありそうな対応ですが、会社の方からもそのように指示をされているのかな。

 

自己紹介が終わり、保険の話が終わりました。その時に彼はこんなことを言いました。

「この(自己紹介シート)、いりますか?」

彼の真意は分かりませんでしたが、僕に伝わってきたのは、必要ないものを押し付けたくないという彼の気遣いと、それと表裏一体の自信のなさ。

 

自己紹介シートは、お客様に差し上げるのでも・回収をするのでも、どちらでもいいのだと僕は思いました。

回収するのならば、自己紹介が終わった段階で、サッとシートを引き上げればいい。お客様に渡すのならば、あとはお客様の好きにしてもらえばいい。

大事なことは、お客様がどうこうではなく、「彼がどうしたいか」だと思うのです。

 

お客様への気遣い、でも同時に自分の軸は保つ。たしかにそれは新人には難しいのでしょう。

僕自身もうまくできなかったなぁ…。

 

 

「思えば、歳を(経験を)重ねたなぁ…。」、そんなことを感じます。

新人時代の僕は決して優秀ではありませんでしたが、今になって新人と接すると、彼らの課題が自然に見えてきたりします。

 

”これからの社会を担っていく”という意味では、子どもたちも・新社会人世代も一緒。

彼らが伸び伸びと自分を出していけるように、僕自身の経験を活かしてもらいたいし、僕自身も微力を尽くしたいと思う。

 

お読みいただきありがとうございました。

〈給食〉

・五分つきごはん ・ちくわと小松菜の煮びたし ・じゃがいも・玉ねぎ・しめじのおみそ汁

〈おやつ〉

・こんぶとおかかおにぎり

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