はい、羽ばたいていってください

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

(卒園記念樹「ハナカイドウ」を植え付け中。5歳児クラス。)

 

今日は年度最終日。卒園ご家族や卒園職員さんたちを、1人ひとり送り出しました。怒涛だった3月が今、終わりました。

 
 
上の写真は、1年前の雲取登山の時(前のブログ記事:開くのに時間がかかります)のもの。僕とN先生が写っています。

彼女もまた、今日でひだまり勤務がひと区切りとなります。

  
父母の1人ひとりに離任の挨拶をしていく彼女。その様子を近くで見る機会が比較的多かった僕。

彼女がどれだけみなさまに愛されていたか、改めて実感することとなりました。

また同時に、彼女がみなさまにどれだけ愛を送ってきたのか、についても。

 

彼女は、今年度唯一の常勤職員として、僕とふたりで活動することも多かった、パートナー的存在。

“ふたりで活動”と言っても、いつも一緒にいた訳ではなく、むしろ(物理的に)一緒にいない時の方が多かったように思えているのですが。

たとえば保育の現場においては、僕が見ていない部分は彼女が見ていて、彼女が見ていない部分は僕が見ている訳です。それが阿吽の呼吸で成り立っている感じ。

なので、僕と彼女はなかなか同じ場所にいられなかったりするのです。

(勿論、互いの感覚が共有されていることは大前提として。)

 

先日の陣馬山登山の時もそうでした。

集団の先頭を引っぱる役目が僕。最後尾をフォローするのが彼女です。

下山時に後方の集団が遅れていて、なかなか先頭に追い付いてこない時がありました。そんな時でも「彼女が何とかするから」と赤子が母に抱くような信頼を彼女に寄せる僕なのでした。

そして、最後尾の彼女の姿が視認できた時、先頭の僕は出発します。

思い返せば、まる1日のイベントの中で、彼女とはほぼ口をきいていなかったはずです。

 

” 互いの感覚が共有されている“と書きましたが、僕としては、もう恥ずかしさを超えて何も感じなくなるぐらい、すっぽんぽんの自分を彼女に晒したつもりです。

そして、そんな僕をどう扱うかについても、彼女に委ねたつもり。

振り返ると、僕は彼女の手のひらの上で転がされていた気がします(笑)。でも、それはそれで良し。

 

この1年の間には、彼女の気が少し緩む時もありました。人間ですから、そんな時もあります。

職制上は、僕は彼女の上司にあたる訳ですが、そんな時でも「だめじゃないか」みたいに上から叱るようなことはしなかったつもりです。

ただ、「僕はこんな風に感じているけどどう?」、みたいに伝えただけ。

僕も彼女も、“自己解決・自己完結”タイプだと思います。そんな彼女に上から物を言っても仕方がないし、彼女なら自分で何とかするはずですし。

 

そんな彼女から、メッセージをもらいました。「羽ばたいていきます」、だそう。

あぁそうですか。勝手に羽ばたいていってください(笑)。

おどけて書きましたが、メッセージに込められたあなたの想いは僕なりに受け取ったつもりです。

はい、羽ばたいていってください。

そして、これからも(こそ)よろしくね。

 
ところで、来週から始まる新年度、新たに常勤職員となったM先生や、新任職員のK先生らと、新たなチームで取り組んでいきます。

当たり前のことですが、新たなチームには新たなあり方があるはずです。今までのことを投影したりせず、新たなあり方を模索していきます。M先生やK先生らが自分らしくあれるように。
 
お読みいただきありがとうございます。

〈給食〉

・五分つきごはん ・油あげと切り干し大根の煮物 ・かぼちゃと玉ねぎのおみそ汁 ・小松菜の磯香和え

〈おやつ〉

・コーンおにぎり

コメント

タイトルとURLをコピーしました