それが宝物というんだよ

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

(↑行田公園にて)

 

この4月に入園した、4歳児クラスYちゃん、連絡ノートを”宝物”のように大切に想ってくれています。

ご家庭で、絵本を読む代わりに「連絡ノートを読んでほしい。」とお母さまに頼むことも多いそう。

 

連絡ノートをご家庭で母子で読む。そういった子は、今までもいましたし、在園の子でもいると思います。

ですがYちゃん、連絡ノートという”存在”への愛情・想い入れが、歴代でもピカ一に思えるのです。

 

さて、Yちゃんの連絡ノート、4月に渡した一冊目のノートが終わり、二冊目に入る時期となりました。

もう随分前から、彼女は一冊目が終わるのを毎日心待ちにしていたみたいです。

二冊目が配られた時に、終了した一冊目のノートは回収されてしまうのか/返してもらえるのか? これが彼女にとっての大問題みたい(笑)。

終了した一冊目のノートが無事に帰ってくるパターン・回収されてしまうパターン、それぞれを想定して、その時の自分に感情移入しながら、毎日ロールプレイを繰り返すのだそう(笑)。かなりのマニアックさですよね。

しかも、お母さまからこの話を聞いた際、連絡ノートの更新まではあと2~3週間はありそうでした。二冊目のノート、まだまだ先だよ(笑)。

 

そんな彼女の連絡ノートが、昨日、無事に二冊目に更新されました。

連絡ノートは職員が記入したものを、午睡中に所定の場所に置いておいて、子どもたちが自分のものをしまうフローとなっています。

なので、彼女にとっては、お昼寝から目覚めたら、新しいノートの存在を発見した訳です。

勿論、一冊目と二冊目の両方が彼女の手元へ。

 

多分、この時点で彼女、ものすごく嬉しかったはずです。ですが、そんなことは、おくびにも出さない彼女(笑)。

しかも彼女、夕方の時間帯に、ポーカーフェイスでサラッとこんなことを言うのです。

「ノートが2冊あって、びっくりしっちゃたよ。」、と(笑)。

まるで、「2冊あったから、仕方なく両方持ち帰ったよ。」、みたいなトーンで(笑)。

そんな彼女を見ると、僕もとっさに悪ノリをしてしまいます。「2冊あって気になったのなら、1冊は預かっておくよ。」、とサラッと言ってしまうのでした(笑)。

そんなことは到底許容できない彼女。イエスもノーも言わずに、得意の”はにかみ”でその場を切り抜けようとするのでした(笑)。

 

 

さて、その後の話です。

お迎え後の車の中で、彼女が意気揚々と二冊目のノートを開いたそうです。

午睡中の職員の記述は一冊目の最後のページにしていましたので、彼女が開いた二冊目は白紙でした。

これが彼女には想定外だったみたい。彼女のロールプレイでは、二冊目の最初には、職員のメッセージが書かれている想定でしたので(笑)。

彼女、お母さまもややビックリする程、取り乱したみたい。それも彼女の連絡ノートへの想い入れゆえ、ですね。

その後、一冊目の最後のページの職員のメッセージを発見して、こころから安心したみたい。

 

「宝物が増えてよかったね。」、お母さまが彼女に言ったそう。

それに対して彼女、「宝物じゃないでしょ。”だいじな”連絡帳でしょ。いってごらん、だーいーじーなー。」、と調子を取り戻していたとのこと(笑)。

 

『復唱させられながら、「それが宝物というんだよ」と思うと笑えてきて、たのしかったです。』、お母さまの記述も光っていました。

素敵な母子関係だと思いますし、Yちゃん母子が入園してよかったと改めて思うのでした。

 

お読みいただきありがとうございました。

〈給食〉

・五分つきごはん ・大豆と根菜の煮物(大豆水煮・ちくわ・ごぼう・蒟蒻・人参) ・キャベツのおみそ汁 ・きゅうりの浅漬け

〈おやつ〉

・じゃことのり混ぜおにぎり

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