”おおどしのきゃく”

感覚・感情メイン

みなさまいつもありがとうございます。

 

絵本”おおどしのきゃく”、僕が年に一度だけ読む、昔話です。

”おおどし”とは、大晦日のこと。なので、例年はクリスマスが終わって、年末休業までの数日間のどこかで読みます。

10年以上読み続けてきましたが、去年は読むのを忘れたまま新年を迎えてしまいました…。

ということで、忘れないうちに今日読むことにしました(対象は3歳児クラス以上)。来週はやきいも大会でバタバタしますし、読む時間が取れるか分かりませんし。

 

あらすじはこんな感じ。公式サイトより。

大晦日の晩、貧乏なじいさまとばあさまのところに、ひとりの坊さまがやってきた。雪がひどくて、山の寺へ帰れないという。そこで、ふたりは、貧しいながらも気持ちよく坊さまをもてなし、泊めることにした。朝になって、坊さまの寝床を見ると、そこに坊さまの姿はなく、山のような大判小判が置いてあった。それを知った、隣の欲張りじいさまとばあさまは、坊さまを無理矢理自分の家に泊めようと、試みるのだが……。 奥会津の言葉で語られた昔話です。

 

あらすじの通り、”ザ・昔話”の展開なのですが、これがまた面白いんです!

何が面白いかと言えば、隣の欲張りじいさまとばあさまの欲張りっぷりが。話を聞く子どもたちも「さすがにそれはやり過ぎでしょ!」、と思うぐらい(笑)。

 

どれだけ欲張りかを知ってもらうために、まずは貧乏なじいさまとばあさまがどれだけ”いい人”かをまとめてみました。

・だんごじるを気前よくごちそうした。
・坊さまの”翌朝の水くみを手伝う”申し出を、寒いから自分たちでやると断ろうとした。
・水をくみに行くために、坊さまが下駄を履こうとした際、滑るから危ないと注意した。
・井戸に落ちてしまった坊さまを出来るだけ早く助けようとした。
・全身が濡れた坊さまを囲炉裏の傍へと誘った。着物を貸し出し、坊さまの着物は干した。
・そして、ゆっくりと寝ることを勧めた。

 

そして、隣の欲張りじいさまとばあさまの欲張りっぷりはこんな感じ。

・嫌がる坊さまを無理やり泊まらせた。
・無理やり起こして、水くみに行かせた。
・その際、無理やり下駄も履かせた。
・坊さまを後ろからぐいぐいと押して、井戸に突き落とした(笑)。
・井戸から上がる際にいう言葉(”福の神が上がるぞい”)を強要しようとした。
・着物が濡れたまま、火にもあたらせず、布団に押し込んで、寝させた(笑)。

なかなか強烈でしょ!(笑)

”バイキンマン”も、かなりえげつないと思っていますが、勝るとも劣らず。

 

そして、お約束の結末ですが、山のような大判小判のかわりに、すごいものたちがでてきます。

子どもたちも大好き(?)なシーン。

古今東西鉄板ネタですが、”くそ”まで出てきます(笑)。

ひだまりっ子たちにも、これは受けるみたい。

 

公式サイトのレビューにこんなこと、書いてありました。

だ~いすきな本です。
初めてのときは、方言が強くて読むのも理解するのも難しく、子供もだまりこんで聴いてましたが、子供は親より先に本の楽しさに気づきました。
せがまれて読んでいるうちに、親もなんだかとても温かいストーリーと、方言ならではのおもしろさ!
今では、勝手に方言にイントネーションつけて親子で笑いながら読んでいます。
幼稚園のときから読んでいて、小6でもまだ笑ってお気に入りの1冊です。

そうそう、なんだかとても温かいストーリーなんですよね~。

僕も奥会津のイントネーションなんて分かりませんが、それっぽく読んでいます。

全身全霊を込めて読みます。時間もしっかり20~25分はかかります。そんなこともあって、僕が読むのは年に一度。(年に一度でお腹いっぱい。)

 

お読みいただきありがとうございます。

(↑チューリップの球根を植えているところ。)

〈給食〉

・五分つきごはん ・厚揚げのきんぴら風 ・まごわやさしいのおみそ汁(豆腐・すりごま・わかめ・小松菜・しめじ)

〈おやつ〉

・こんぶとおかかおにぎり

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